「何かあったらいつでも相談して!」
と、簡単には言うけれど、多くの人にとって相談するというのは
簡単なことではありません。
自分の気持ちを正直に言葉にして相手に伝えるということは、
ある程度の勇気が必要ですよね。
特に、日本の文化では
「迷惑をかけたくない」「自分で解決すべきだ」
と考える人も少なくなく、その結果、悩みを一人で抱え込んでしまうケースが
よくあります。
しかし、相談できないまま心が疲弊してしまうと、
問題の解決がますます難しくなり、もっと相談することから心が離れてしまいます。。
では、人に相談する勇気が持てない時、どのように考え、
どう行動すれば良いのでしょうか。
1. 相談することへのハードルを下げる
相談が難しいと感じる大きな理由の一つは、
「相談=大げさなこと」「病んでスト思われてしまう」と思ってしまう点です。
相談というと、真剣に座って相手と向き合い、
重たい空気の中で打ち明けなければならない、と考える人も多いでしょう。
しかし実際には、相談はもっと気軽で構わないんです。
たとえば「ちょっと聞いてほしいんだけど…」
「これってどう思う?」といった短い言葉から始めても良いのです。
最初から全てを話す必要はなく、
小さな一言だけでも相手とのコミュニケーションのきっかけになります。
私のサロンにお越し下さる方も、最初のご挨拶の時は緊張なさっておりますが、
すぐに打ち解けて、何でもお話ししてくださるようになります。
2. 「書く」ことで心を整理する
いきなり口に出して話すのが難しい場合、
まずは紙やスマートフォンのメモに自分の気持ちを書き出すのがおすすめです。
書くことで頭の中のもやもやが整理され、客観的に自分の状況を見やすくなります。
さらに、そのメモをそのまま相手に見せることで
「口で説明するのは苦手だけれど、これを読んでもらえるかな」
と相談を始めることもできます。
言葉にできない時は文字に頼ることも立派な方法です。
そして、自分の思いを書き出すことだけで、
気持ちがスッキリしてくるのを実感していただけると思います。
3. 「小さな相談」から始めてみる
相談の練習として、まずは本当に些細なことを人に聞いてみましょう。
たとえば「今日のランチ何にする?」や「この服似合うと思う?」
といった日常的なやり取りも立派な相談です。
このような軽い相談を積み重ねることで、
人に意見を聞くことへの抵抗感が徐々に薄れていきます。
やがて本当に悩んでいることも
「ちょっと聞いてもらっていいかな」と言いやすくなるのです。
4. 信頼できる相手を選ぶ
だからと言って、誰にでも相談できるわけではありません。
大切なのは「安心して話せる相手」を見つけることです。
信頼できる友人や家族、あるいは職場の同僚や先輩など、
自分にとって心地よく話せる人を選ぶことが重要です。
でも、知り合いには言いずらい、心配かけたくないなどの思いもあると思います。
そんな時は、必ずしも親しい人に限定する必要はなく、
第三者であるカウンセラーやオンラインの相談窓口を利用するのも良いと思います。
むしろ近しい人には言いづらいことを、
専門の相談員には率直に話せるというケースも多いです。
5. 「相談=弱さ」ではなく「自己管理の一部」と考える
人に相談することを「自分が弱いからだ」と感じる人もいます。
しかし、それは誤解です。
相談はむしろ、自分の心や状況を大切にするための積極的な行動です。
言葉にすることで改めて、自分の思いと向き合うことが出来、気付きがあります。
体調が悪ければ病院に行くように、
心が疲れているときに相談するのは自然な自己管理の一環です。
相談すること自体を「勇気ある行動」と捉え直すことで、
気持ちが軽くなるかもしれません。
6. 匿名性を利用する
どうしても周囲の人に言えない場合、
インターネット上の匿名掲示板やチャット相談サービスを利用する方法もあります。
匿名であれば相手に自分の素性が知られないため、心のハードルが下がります。
もちろん、利用するサービスは信頼性の高いものを選ぶ必要がありますが、
最初の一歩として「顔の見えない相手に話してみる」ことは非常に有効です。
7. 相手に期待しすぎない
相談する際、「相手に完璧な解決策をもらわなければならない」
と思うと力が入って緊張してしまいますよね。
しかし、相談の本当の目的は必ずしも解決策を得ることではありません。
「ただ話を聞いてもらうだけで気持ちが楽になる」という効果が大きいのです。
つまり、相手の役割は問題解決者ではなく、安心して話せる信頼できる存在です。
この意識を持つと
「相手に迷惑をかけてしまうのでは」といった罪悪感も薄れるでしょう。
8. 自分を責めない
「こんなことくらいで相談してはいけない」と自分を責めてしまう人も多いですが、
悩みの大小に優劣はありません。
その人にとってつらいなら、それは十分に相談する価値のあることです。
人によってつらさや感じ方は様々です。
他の人ならこんなこと悩まないのに何で私は…
などと自分を責めるのではなく、誰かに話すことで心が少しでも軽くなるなら、
それは意味のある行動です。
相談のハードルを自分で高く設定せず、
「少し話してみようかな」という気持ちを大切にしましょう。
まとめ
人に相談する勇気が持てない時、まず、焦りは禁物です。
無理に一気に解決しようとする必要はありません。
まずは、呼吸を意識してゆっくり深呼吸をして、自分自身を安心させてあげましょう。
誰かに相談する前に、自分で自分に問いかけ、
なぜこのようなことを招いてしまったのか。
どのように行動すべきだったか自分に問いかけてあげてみてください。
でも、自分の事ってなかなか分からないですよね。
そんな時は、小さな相談から始める、書いて整理する、匿名の場を利用するなど、
段階的に心の壁を低くしていけばよいのです。
そして何より大切なのは、
相談は弱さではなく、自分を大切にする強さであるという意識を持つことです。
自分に向き合おうとしているあなたはとても素晴らしいです。
悩みを一人で抱える必要はありません。
少しずつで構いませんから、自分に合った形で
相談の一歩を踏み出してみてください。
それはきっと、未来の自分を楽にしてくれる行動になるはずです。
対面又はオンラインでお悩みを相談したい方はぜひ
Hearing Salon BEARにご相談ください。