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海外留学を始めてから、

「日本に帰りたい」「家族に会いたい」「ここに来なければよかったのかもしれない」

と思ってしまうことはありませんか。

周りを見ると、みんな楽しそうにしている。

新しい友達を作って、英語や現地の言葉を使いながら

毎日を充実させているように見える。

そんな姿を見ていると、

「どうして自分だけこんなに寂しいんだろう」「せっかく留学したのに、楽しめない自分はおかしいのかな」

と、自分を責めたくなることもあるかもしれません。

でも、まず伝えたいのは、

ホームシックになることは決して恥ずかしいことではないのですです。

むしろ、それだけあなたにとって日本での生活や、

家族、友人、慣れ親しんだ場所が大切だったということでもあります。

大切なものから離れれば、寂しくなるのは自然なことです。

それだけ幸せな環境で生活してきていたのだと再確認できますよね。

留学は、海外に行けば楽しいことがたくさん待っている、

というだけの経験ではありません。

住む場所が変わり、言葉が変わり、食事や生活習慣も変わります。

今まで何気なくできていたことが、

留学先では一つ一つ、頑張らないとできないことになる場合もあります。

例えば、スーパーで買い物をするだけでも、

商品の表示を理解する必要があります。

誰かに何かを聞きたくても、言葉がすぐに出てこないかもしれません。

授業では周りの人の話についていくのに精一杯になることもあるでしょう。

そうした小さな緊張が毎日のように積み重なると、

心は少しずつ疲れていきます。

そんなときに、

「自分はもっと頑張らなきゃ」「留学を楽しめるようにならなきゃ」

と自分を追い込まなくても大丈夫です。

まずは、

「今の自分は寂しいんだな」「慣れない環境で疲れているんだな」と、

その気持ちをそのまま認めてあげてください。

寂しさをなくそうとしなくてもいいのです。

そして、思い切り泣いちゃっていいんです。

ホームシックになったとき、

家族や日本にいる友人に連絡することをためらう人もいます。

「連絡したら余計に帰りたくなるかもしれない」と考えるからです。

もちろん、連絡したことで寂しさが強くなることもあります。

でも、誰かと話すことで安心できるのであれば、遠慮せずに頼っていいのです。

「今日はちょっと寂しい」
「声が聞きたくなった」
「最近ちょっと疲れてる」

それだけでも十分です。

無理に明るく話す必要もありません。

話している途中で泣いてしまっても大丈夫です。

泣くことは弱いことではありません。

むしろ心の中にたまっていたものを外に出す、大切な方法の一つです。

ただし、日本にいる人とのつながりだけに閉じこもってしまう必要もありません。

少し心に余裕が出てきたら、留学先でも小さな「居場所」を探してみてください。

それは、必ずしも友達である必要はありません。

授業の前に少し話す人。


よく顔を合わせるカフェの店員さん。


同じ趣味を持っている人。


学校のクラブで会う人。


「Hi」と挨拶できる人。

そんな小さなつながりでも十分です。

「この人と話すと少し安心する」


「この場所に来ると落ち着く」


「この時間だけは楽しい」

そう思えるものが一つずつ増えていくと、

最初は知らない場所だった留学先が、

少しずつ自分の生活の一部になっていきます。

そして、友達を作ることだけを目標にしなくても大丈夫です。

一人で街を歩いてみる。


気になっていたお店に入ってみる。


現地の食べ物を一つ試してみる。


近所を散歩してみる。

そんな小さな挑戦でも十分です。

「今日は昨日より少しだけ外に出られた」
「店員さんに自分から話しかけられた」
「授業で一回だけ発言できた」

そうした小さな一歩を、自分自身で認めてあげてください。

留学生活では、どうしてもできないことに目が向きやすくなりますよね。

言葉がうまく話せない。友達ができない。授業についていけない。

現地の文化が理解できない。

でも、できていないことばかりを数えていると、

自分が頑張っていることを見落としてしまいます。

朝起きて学校に行ったこと。


慣れない言葉で一日を過ごしたこと。


分からないことがあっても、その場に居続けたこと。

それだけでも、本当は十分頑張っています。

また、心が疲れているときほど、睡眠や食事を大切にしてください。

そんな簡単なことと思うかもしれません。

でも、十分に眠り、食事をして、少し身体を動かすだけでも、

心の状態は変わることがあります。

ホームシックで苦しいときは、

部屋に閉じこもってスマートフォンを見続けてしまうこともありますよね。

でも、もしできそうなら、窓を開けて外の空気を吸ってみる。

近所を5分だけ歩いてみる。温かいものを食べてみる。

元気になるために頑張るのではなく、

自分を少し楽にしてあげるくらいの気持ちで十分です。

そして、日本を恋しく思う気持ちを無理になくす必要もありません。

日本食が食べたければ食べていい。日本の音楽を聴きたければ聴いていい。


家族の写真を見てもいい。日本語で話したければ話していい。

日本を好きなままでも、留学先で新しい生活を始めることはできます。

日本を忘れなければ現地に馴染めないということはありません。

あなたの中にある日本での思い出や大切な人たちを持ったまま、

新しい経験を少しずつ加えていけばいいのです。

それでも、どうしてもつらい日が続くこともあるでしょう。

何をしても楽しくない。学校に行くことが苦しい。


眠れない、食べられない。一人でいると不安が強くなる。

何週間経っても気持ちがほとんど変わらない。

そんなときは、もう少し頑張ろうと一人で耐え続けなくて大丈夫です。

学校の先生、留学生担当者、カウンセラー、ホストファミリーなど、

頼れる人に話してみてください。

相談するときは、ホームシックでつらいですと一言伝えるだけでも構いません。

自分の状況をうまく説明できなくても大丈夫です。

助けを求めることは、留学に失敗したということではありません。

むしろ、自分の心を大切にするための、とても大切な行動です。

そして何より覚えておいてほしいのは、

今の気持ちがずっと続くとは限らないということです。

留学したばかりの頃は、毎日が不安で、

この先ずっとこのままだったらどうしようと思うかもしれません。

でも、今日分からなかったことが、数週間後には分かるようになるかもしれません。

今日話せなかった言葉が、いつか自然に出てくるかもしれません。

今日知らなかった道が、いつの間にかお気に入りの散歩道になるかもしれません。

そしてある日ふと、ここでの生活も悪くないかもしれないと思える瞬間が来ることが

あります。

それは突然やってくることもあれば、少しずつ訪れることもあります。

だから、今すぐ留学生活を好きになれなくても大丈夫です。

今すぐ友達ができなくても大丈夫です。

毎日楽しくなくても大丈夫です。

せっかく留学したのだから、充実した毎日を送らなければと思わなくていいのです。

今日は今日を乗り越える。

明日は明日のことを考える。

それくらいで十分です。

ホームシックは、あなたが弱いから起こるものではありません。

大切な人や場所を大切に思えるからこそ、離れたときに寂しくなるのです。

だから、「帰りたい」と思った自分を責めないでください。

その気持ちを抱えたままでも、少しずつ前に進むことはできます。

日本を恋しく思いながら、新しい友達を作ってもいい。
家族に会いたいと思いながら、現地の街を好きになってもいい。
寂しいと思いながら、留学生活を続けてもいい。

寂しくない自分になる必要はありません。

寂しさを抱えたままでも、自分のペースで新しい場所に慣れていけばいいのです。

あなたが今感じているホームシックも、これから始まる留学生活の一部分です。

焦らなくて大丈夫。

一日ずつ、自分にできることを一つずつ。

そして、つらいときには一人で抱え込まず、誰かに頼ってください。

あなたは、ちゃんと新しい環境の中で頑張っています。

まずは今日一日を、自分に優しく過ごしてあげてください。

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