近年、電子機器の目覚ましい発展により、
紙に書いたり、分からないことを図書館に行って調べるという
昭和では当たり前だった日常からかなり遠ざかっていますよね。
いま、あなたが、昭和の時代にタイムスリップしたらどうでしょう。
スマホが手元にないことで不安になり行動が止まってしまうかもしれませんね。
平成や令和生まれの方ですと、孤独感を感じてしまう時代かもしれません。
今は、時間を問わずにいつでも誰とでも繋がることができますよね。
この状況が当たり前になり、これで安心感を持つ方も多いです。
でも、この現代のつながりは真の繋がりなのであろうか?
私はいつも疑問に思います。
スマートフォンを開けば、数秒で世界中の誰かとつながれる時代になりました。
メール、SNS、チャット。
私たちは毎日たくさんの言葉を送っています。
便利で速く、距離は関係なく相手にすぐ届く。
これは現代の大きな恩恵です。
しかしその一方で、書くことそのものが持っている深い力は、
デジタルのやり取りだけではなかなか味わえないものでもあります。
手紙を書く時、人は少し立ち止まります。
すぐに送信できるメールとは違い、
「何を書こうかな」
「どんな言葉なら気持ちが伝わるだろう」
と考える時間が生まれます。
その時間こそが、書くことの素晴らしさのひとつです。
この時間、相手の事を考え自分の言葉を選び、頭をしっかり使っています。
人は現代の忙しい毎日の中で、
自分の本音に気づかないまま過ごしてしまうことがあります。
しかし文字を書く時、心の奥にある感情が少しずつ浮かび上がってきます。
たとえば、誰かに「ありがとう」を伝えたい時。
メールなら「ありがとう!」と短く送ることもできます。
それでも気持ちは伝わります。
でも便箋に向かい、相手との思い出を思い返しながら、
「あの時助けてもらえて本当に嬉しかった」
と書くと、そこには時間と感情が宿ります。
書いている本人も、
「自分はこんなに感謝していたんだ」
と気づくことがあります。
書くことは、単なる伝達ではなく、自分の心を整理し、確認する作業でもあるのです。
また、手書きにはその人自身が表れます。
同じ「元気ですか」という言葉でも、
急いで書いた文字、丁寧にゆっくり書いた文字、
少し震えた文字では、受け取る印象がまったく違います。
文字には、その人の呼吸や温度、性格までにじみ出ます。
これはデジタル文字にはない魅力です。
皆様は、昔の手紙を読み返して、
懐かしい気持ちになった経験はありませんか?
そこには当時の空気や感情が閉じ込められています。
少し黄ばんだ紙、にじんだインク、書き直した跡。
そうしたものが時間を感じさせます。
そして自分をその時間に戻してくれるのです。
メールは便利ですが、機種変更やサービス終了で消えてしまうこともあります。
一方で、紙に書かれた文字は、何十年後も手元に残り続けます。
書くことは、記録であり、記憶でもあるのです。
さらに、書くことには自分を癒やす力もあります。
つらい時、悩んでいる時、頭の中だけで考えていると、
同じことがぐるぐる回って苦しくなりますよね。
しかし紙に気持ちを書き出すと、不思議と少し心が軽くなることがあります。
これは感情を外に出すことで、頭の中が整理されるからです。
日記を書く人がいるのも、そのためです。
今日あった出来事、感じたこと、悔しかったこと、嬉しかったことを書くことで、
人は自分自身を見つめ直しています。
誰かに見せるためではなく、自分のために書く。
そこにはとても大切な意味があります。
また、書くことは考える力を育てます。
言葉にしようとすると、人は曖昧だった感情や考えを整理しなければなりません。
「なんとなく嫌だった」を、「どうして嫌だったのか」と掘り下げることになるからです。
つまり書くことは、自分自身との対話なのです。
現代は情報が速すぎる時代です。
次々に新しいニュースや投稿が流れ、正しい正しくないに限らず、
情報が独り歩きしていきます。
よって、じっくり考える時間を持ちにくくなっています。
そんな時代だからこそ、あえてゆっくり書く時間には価値があると私は考えます。
ゆっくり腰かけて、お気に入りのノートを開き、静かな場所でペンを走らせる。
その行為は、忙しい日常の中で心を整える小さな儀式のようでもあります。
こういうちょっとした時間、最近なかなか取れていないのではないでしょうか?
もちろん、メールやSNSが悪いわけではありません。
遠くの人ともすぐにつながれる便利さは素晴らしいものです。
ただ、速く伝えることと、深く伝わることは少し違うと思うのです。
書くことには、時間をかけるからこそ生まれる温度があります。
誰かのために一生懸命選んだ言葉。
迷いながら消した跡。
丁寧に書いた文字。
そのすべてが、あなたを大切に思っていますという無言のメッセージになります。
だからこそ、手紙や文章には、人の心を動かす力があるのでしょう。
そして書くことは、未来の自分への贈り物にもなります。
今感じていることを書き残しておけば、数年後に読み返した時、
「あの頃、自分はこんなことで悩んでいたんだ」
「こんな夢を持っていたんだ」
と気づくことができます。
スマホのメモに残して後で読み返すのとでは重みや思いも違ってきますよね。
人は意外と、自分の過去を忘れてしまうものです。
過去に忘れ物をしてくることはとても多いですが取りに行くことは出来ませんよね。
しかし書かれた言葉は、その時の自分を静かに残してくれます。
書くことは、単なる作業ではありません。
それは心を映す鏡であり、人と人を深くつなぐ橋でもあります。
速さが求められる時代だからこそ、ゆっくり言葉を紡ぐ時間は、
とても贅沢で、豊かなものなのかもしれません。
たった一枚の紙でも、たった数行の文章でも、
そこにはその人だけの想いが詰まってます。
そしてその想いは、ときに長い年月を越えて、人の心を温め続けるのです。
書くことの素晴らしさをあらためて、実感していただけましたでしょうか?
日々忙しい現代社会の皆様にも、
ほんの少しでも電子機器から離れて
自分の心と向き合う時間を作って頂けたらと思います。
横浜市でカウンセリング&ヒーリングサロンをお探しの方は
是非、Healing Salon BEARにご連絡お待ちしております。
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遠方の方もお気軽にご相談ください。